新宿、淀橋教会。2000人を越える人々が集まったようだ。
ワーシップチームによる賛美が奏でられる中、ヒョクさんが会場に入ってきた。
わっと歓声が上がる。それはまるで戦場に現れた将軍を迎える兵士たちの鬨の声のようだった。
ワーシップリーダーの一声により、僕たちは視点をイエス様へと戻して賛美を続けた。
聖会で際立っていたことの一つに、献金を集めなかったことがある。これだけ大きな規模の集会で献金を募れば、かなりの額のお金が集まったはずだがヒョクさんは献金を求めなかった。
「そのお金はあなたの周りにいる必要な方のために使ってください」とアナウンスがあった。
今回のクルセードのために、渡航費、宿泊費、聖会運営費とかなりの金額を支払ったはずだ。しかし、献金を求めることはなかった。
ヒョクさんとチームの皆さんの必要を神が満たしてくださり、なお豊かに満ちあふれよう強く祈る。
僕たちは、主がヒョクさんを通して語られる言葉をひとつもとりこぼすことのないようにと前のめりの姿勢でメッセージに耳を傾けた。
この会場を出るとき、あなたは別人となっています。という言葉に強く同意して信じた。
今、この瞬間も生きておられるイエスキリストを見つめ続け、自分の中からイエス以外の花婿を取り除くことが勧められた。
罪を悔い改め、日本のためにとりなし、韓国のためにも祈った。
イエスの名が高く高く掲げられた。
クリスチャンたちが、主の花嫁が目を覚ますべき時がきている。
イエスキリストをお遊びと考えてはなりません!主に対して真剣になるよう強い勧めがなされた。
主が戻って来られるとき、油注がれたものはどこだ?とは言わない。牧師はどこだ?ともリーダーはどこにいる?ともいわない。私の花嫁はどこにいる?と主は言う。この言葉を心に刻み込んだ。
会場にいた多くの人が癒しを受け取り、たくさんの悪霊が人々から追い出された。
イエス・キリストの圧倒的な勝利。目を覚まして起き上がった花嫁たちが会場を埋め尽くしていた。
クルセードが終わり会場を後にするころ、僕たちの胸には炎がゆらめいていた。
イエス・キリストを待ち望む花嫁として思いを新たに、みくさんと妹夫婦と一緒に新宿の街を歩いていると、トラブルに巻き込まれた様子の若い女性と出会った。
女性に声をかけて寄り添うみんなの姿には、キリストの麗しさが現れている。
クルセードでヒョクさんが「キリストに自分を捧げたいと思う人は前に」と呼びかけたとき、妹夫婦は前にでていた。
主の御霊が会場を統べおさめ、僕たちひとりひとりの上に臨んだことをはっきりと理解することができた。
御霊と花嫁が言う。
「来てください。」
これを聞く者も
「来てください」と言いなさい。
渇く者は来なさい。
いのちの水が欲しい者は、ただで受けなさい。
黙示録22:17